クラシック音楽のコンサートの企画とマネージメントは、歴史と実績のミリオンコンサート協会で

21世紀音楽の会

21世紀音楽の会は、「心に残る、心に届く音楽」をめざして精力的に活動する作曲家集団です。

作品について

■ 小島夏香　Natsuka Kojima
弦楽四重奏のための《モンタージュ》
Montage for String Quartet

　本作品では、過去の作品で用いてきた連続性・一方向的な展開を避け、４楽器のせめぎ合いの中で様々な要素を断片的に提示し、多角的・多層的に音楽を構成する展開を試みる。

■ 石川健人　Kento Ishikawa
見えない壁
Invisible Wall

　ちょっとした言葉のニュアンスの違い、他者との趣味の違いや文化の違い...差異をふと意識した瞬間、それまで目の前になかった「見えない壁」は立ちあらわれます。

■ 南 総　Satoshi Minami
工房より／第2胴体塑像 Op.63-5
from a factory／Torso Ⅱ Op.63-5

　際どいバランスの造形フォルムの音楽。色彩によるその強化、際だたせる。23年11月20日入院、22日手術。1月20日未だ院內。退院後作曲予定。

■ 安良岡章夫　Akio Yasuraoka
横・竪 〜箏独奏のための
Ou・Syu for Koto solo

　原曲は2018年、第15回演奏会にて初演。タイトルは世阿弥の伝書による。新バージョンでは「横〜強さ」と「堅〜繊細さ」をより明確化し、曲の構造化へのプロセスを再考した。

■ 渋谷由香　Yuka Shibuya
レイヤー
The Layers

　各楽器は、個別の周期、パターン、持続、振幅、微分音程を含む固有の音程を持つ。これらの水平的な配置、垂直的な重ね具台について構成することがこの曲を作曲する最大の関心である。

■ 野田暉行　Teruyuki Noda
オーボエと弦楽四重奏のための「春のさざめき」
The Murmur of Spring for Oboe and String Quartet

　2006年に作曲された未初演作品。「春の予感」「春の訪れ」「春の解放」の三部分から成る。オーボエから紡ぎ出された楽想が弦楽四重奏と協和し、時に拮抗しながら春の胎動が表現される。（安良岡章夫記）